Wen-Doの講師になるには

ご関心をお持ちくださり、本当にありがとうございます。

*こちらに掲載の情報はコロナ以前のものです。新型コロナにより社会に大きな変化があったことから、講師養成は現在停止しています。

 再会後も、以前とは異なるスタイルになる可能性が高いです。
 下記は過去例として公開します。

 

 

日本でWen-Doプログラムの講師として活動するには、Wen-Do Japanによるトレーニングと認定が必要です。

 

Step1.

  Wen-Doは『女性のエンパワーで女性の暴力被害を減らす』ことを目的としています。そして、受講女性が「私にも力がある!」と思えるようにワークショップを行うことがWen-Doの指導員(講師)の仕事です。

 

  まずは、CLDエキスパートコースにて自他のエンパワーに役立つ手法を学びます。お仲間どうしで研修としてのご開催いただくことも歓迎します。

*現在、CLDエキスパートコース内容の一部は、希望者にzoomなどにて個別で行なっています。

 

 併せて、Wen-Doの経験もできるだけ多数積んでください。オンデマンド受講、友達との自主開催受講など、方法もなんなりとご相談ください。受講経験は多ければ多いほど講師としての自分づくりに役立ちます。

 

CLDコース写真1 (c)Wen-Do Japan
CLDコースでは人前で話す練習も行います (c)Wen-Do Japan

目の前の女性に必要な発想や情報は何か?を見つける方法や、グループワークでのファシリテーションも、トレーニングコースでは体験的に学びます。(写真全て (c)Wen-Do Japan)

 

Step2.

  Wen-Doの開催する『講師トレーニング』に参加し、修了後にアシスタントなどで経験を積みます。

*『講師トレーニング』は、CLDエキスパートコースを修了・認定されたCLDエキスパートのみを対象に参加募集がなされます。

 

 Step1と2ののち、Wen-Doの「プログラムガイド」として認定されます。

 プログラムガイドとは、日本国内で数時間程度のWen-Doワークショップを行える講師資格です。

 

 

《Wen-Doの講師に向いているのはこんな人》

・女性として、全女性への友愛の気持ちを保つ意思がある

・Wen-Doへの参加経験を複数回持っている

・Wen-Doの普及及び講習活動を自ら継続的に行う意思がある

・Wen-Doのチームの一員として仲間と協力し、支え合いの一員でいる意思がある(*高額な会費等はありません)

 

* 各種マーシャルアーツなどの経験の有無、運動の得手不得手、身体状態等は一切不問です。

 

* 暴力防止、人権啓発、対人支援、ジェンダー関連、ソーシャル・ジャスティス、ダイバーシティ、多文化共生や男女共同参画推進などに関して、何らかの知見をお持ちであればきっと生かせると思いますが、必須とされるものは特にありません。

 

《Wen-Do指導での各資格名称について》

 Wen-Doでは指導員資格に段階があり、日本でまずはじめになれるのがプログラムガイドです。プログラムガイドとして講師実績を積むと、インストラクタートレーニングに参加できます。
 インストラクター資格は、日本で扱いうるWen-Doの全内容を自由自在に指導できる熟達者としての認定となります。インストラクターとして実績を積むと、マスターインストラクターとなることができます。

 マスターとは『プログラムガイドやインストラクターを養成できる』資格です。

 

講師トレ担当(マスターインストラクター)より

こんにちは。

 

日本でのWen-Doの講師養成を担当する福多唯です。

このページまでご覧になってくださり、ほんとうにありがとうございます。

 

 私は、日本での1週間の養成合宿でWen-Doの講師となりました。その後Wen-Doを広めつつ、3度カナダに突撃して、Wen-Doのマスターになりました。

 

 学んだのは全て英語です。…とだけ言うとカッコイイですけど、内実は全くカッコよくはありません。私の英語力は日常の挨拶レベル。カナダ本部側は大変だっただろうなと思います。

 

 

 たとえば。

 Wen-Doでは身体部位に関する単語がバンバン出ます。実技指導は講師の基本ですし、身体部位や動作関連の単語がわからないと話になりません。ですがそのレベルの英語でもわからないことだらけでした。(ジェンダーや心理や社会システムに関する単語が分からないならともかく…)

 

 

 Scapulaがなんとか…ってトレーナーが説明しているあれはなんだか重要そうだぞ、という時に、 

 

「Scapula?? What is scapula?」と私が質問をすると、

 

『それはね、背中の、上の方の左右に、肩を回すと動く二つの大きな骨があるでしょ、そこのこと』

 

「(ああ、肩甲骨か!)Now I see. Thank you」みたいな。

 

 

 そんな風にしょっちゅう流れを止めて質問をした私に、カナダのトレーナーはこう言ってくれていました。

 

 

『ごめんなさいね。

 

 Yuiは日本語も英語も話せるのに、私たちが英語しか話せないばかりに、Yuiに大変な思いを引き受けさせて。

 

 絶対にYuiを孤独にはさせないし、

 わからないことを抱えたままで日本に帰すこともしない。

 

 信じてね』。

 

 

 あんな思いをできたのは世界中で私だけ。

 今でも思い出すと涙が出そうになります。

 

 

 そんなカナダでの学びで、私には、日本では気づきがたいことが少しずつ見えるようになりました。

 

 

  そもそも私は英語圏に学びに行くのであれば英語を話せないと相手に失礼と考えていました。その考えがあったからこそ、英語が話せない自分を恥じていました。

 

 

  普段、対等性が大事などと言いながら。

 自分に非がないことを理由に、自分を相手よりも劣位に置こうとしていたのは私でした。

 

  

  なぜ、自動的にそんなことをやろうとしちゃうんだろう?

 

 

 「その国に学びに行く者はその国の言語を使えるようになっておくべきだ」というこの価値観は、どこから来た?

 

 

 他にも様々な気づきがありました。

 たとえば、「思いっきり、やりたいようにやっていいよ」と言われているのに、私が考えることといえば、『どうやったら上手くできるか』だったり。

 人に何かをしても、特にお礼も何も言われないのがデフォルトで驚いたり(笑)。

 

 

 カナダでのトレーニングで、私にとってWen-Doは、単なる女性向け護身術というハウツーものではなくなりました。

 

 

 もっと大きな、社会の構造や枠組み自体への気づきをもたらすもの。

 そしてそれらをより良く変えうるアクション。

 今はそんな風に思っています。

 

 

 仲間が増えることで、Wen-Do Japanでの可能性がもっと広まることを願っています。

 

  

 ご関心のある方はどうぞご連絡ください。

 いつかご一緒できますことを願っています。

 

 

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