『護身術』に関心を持つ人で、身体動作に無関心な人はいません。
どのように動けば護身として効果的なのか?
そのポイントの習得は、安心感と自信につながるので、
Wen-Doでは身体動作の基本も大切に扱いつつ、
同時にWen-Doでは、危険を回避した女性たちのサクセスストーリーも重く見ています。
そこには、身体動作以外の、護身の効果をあげるヒントがいっぱいなのです。
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今回ご紹介するお話は、9歳の女の子、サッちゃん(仮名)の実話で、「子どもに護身術を教えたい」と話すお母さんにときどきご紹介しているものです。
ぜひ以下を思い描いて想像しながらご覧ください♪
赤字部分が見えてくるだけで、護身術講習に参加しなくても、ご家庭でできることが増えます(^-^)
『サッちゃんは何をしたことで、危険を回避できたのだろう?』
→サッちゃんは『何を』持っていた・身につけていたがゆえにそれができたのだろう?
→どんな気持ちで、どんな視点で、どんな考えで日々を暮らしたらサッちゃんのようになれるのだろう?
サッちゃんはこんな風にその話をしてくれました。
「私は夜寝る時に、窓を閉めてカーテンをかけたら、その前に黒板をたてかけることにしています。
そうすれば、もし夜中に誰かが窓から入ってこようとしたときに、黒板がパタンって倒れて音がするから。
いい方法でしょう?(^-^)」
「それでその日、寝ていたら、黒板がパタンって倒れる音が。
目が覚めたときにはもう、知らないおじさんが私の部屋に入ってきてました」
「私もびっくりしていたけれど、おじさんも私が目を丸くして起きていたからびっくりしていたよ(笑) 子どもがいるとは思わなかたのかも」
「おじさんが私の口を押さえてきて、私が足をバタつかせて、そうしたら、なんか、急所に当たっちゃったみたいで、おじさんが『うっ!』ってなって。
それで(おじさんの)手が(私の口から)外れたから、すぐに『泥棒!! 助けて! お父さん!! お母さん!! 泥棒泥棒泥棒!!!』って言いました」
「おじさんは両手でこうやって(耳を塞いで)ヨタヨタしていたので、大声がイヤなんだなーって思って、ますます大っきい声でお父さんとお母さんを呼びました。
部屋にあった、ブロックとかおままごとセットのおもちゃも、おじさんに投げつけました。
そしたら、おじさんは窓からヨタヨタって出ていきました」
リビングでうたた寝をしていたお母さんがサッちゃんの声に気づいて部屋にかけつけたときには、男性は窓から走り去っていったそうです。